【太陽光発電システム】停電時使える？使えない？建て得の場合はこうだった！

太陽光発電システムを導入後　停電になったら電気は使える？

太陽光発電システムが停電時に利用できるかについては、「設備による」というのが結論です。

ではどのような設備で使えて使えないのか？を見ていきましょう。

エラ子（LIXIL建て得）の場合

地震や落雷など、停電によりライフラインが途絶えることは誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

今回は建て得の場合だけではなく、太陽光発電システムの導入を検討する人にはぜひ知っておいてほしい内容であることを前置きしておきます。

当ブログのエラ子が太陽光発電システムを導入時初めて知って驚いた（もちろん契約後）内容をお伝えします。

太陽光発電システムの電気供給ができるコンセントは1カ所指定できるのみ。

太陽光発電の恩恵が受けられるコンセントは『自立運転用コンセント』と呼ばれます。

さあ、どこに設置すると聞かれ

と言ってしまいました。

「そう思いますよね。」くらいにおさまった初夏の午後でした。

ちなみに場所が指定できない場合や、そもそも停電時の供給ができない仕様もあるため、太陽光発電システムを検討している方はぜひ事前に確認を

我が家は1カ所選択式なので、停電になった時のライフラインを、まずは延長コードでつなごうと思います。

日中の場合

日中は太陽光発電システムで発電された電気を、指定した自立運転用コンセントから供給できます。

停電時には通常の連携電気モードではなく、自立運転モードに切り替えることで電気の仕様が可能になります。

LIXIL建て得の場合もそうですが、自立運転用コンセントで利用できる電力は最大1500Ｗとされ、一般的に1500Ｗまでが多いです。

もちろん太陽が出ない雨の日などの供給は著しく低下します。

夜の場合

夜は発電していないため、電力は無供給となり自動的に自立運転モードが停止します。

つまり太陽光発電システムがついていない住居と同じです。

むしろ夜間の過ごし方について、24時間換気システムに電力が必要な場合は停止することも踏まえて対策が必要です。

開閉できないFIX窓ばかりの場合は換気できる場所が限られることが予測されます。

二酸化炭素濃度が高くならない程度に換気を行いながら夜間を過ごすことになるでしょう。

自立運転モードでの注意点

太陽光発電システムが停電時に稼働するために必要な自立運転モードでは、下記の注意点があります。

どのくらいの時間　耐えれば復旧する？

災害時のライフラインの復旧について、水道やガスと比較して電気は早い傾向があります。

とはいえどのくらいの期間を目安にしておけばいいのか、確認しておきましょう。

例えば有名なあの震災の時の復旧は下記のとおりです。

ライフライン	東日本大震災時	阪神淡路大震災時
電気	6日	2日
ガス	24日	37日
水道	34日	61日

災害時に電気が使えて助かること　BEST3

1. スマホが使える
2. 冷蔵庫が使える
3. 室温を調整できる
4. 番外編
5. おまけ

順番にチェックしていきましょう。

1位　スマホが使える

命にかかかわる問題として食事がありますが、情報がはいれば確保する方法もわかります。

また、非常時に電話が使えるのは助けを求めるときにも必須。

Wi-Fiは災害用の公衆フリーWi-Fiが解放されるのはご存じでしょうか？

災害時は00000JAPAN（ファイブゼロジャパン）という統一のSSIDに接続することができますが注意が必要です。

懸念すべきは、通信は暗号化されないというセキュリティ面です。

利用の際は情報の漏洩の恐れがあるため、個人と特定できる情報やクレジット番号などの入力が必要なやり取りは避けましょう。

とはいえ、本当に危機的状況の方のために回線を空けておくことも必要です。

災害発生後約6時間は、特に回線がつながりにくい状況が続きます。

必要最小限の安否確認ができたら、救護要請などの必要な人のために配慮した利用を心がけましょう。

2位　冷蔵庫が使える

食事の確保に冷蔵庫が使えるのは本当に助かります。

イメージするだけで冷蔵庫を拝みたくなります。

とくに夏場は食中毒になる危険性があり、食品の保存管理は重要です。

氷を作り、保冷ケースなどに詰めることで夜間用冷蔵庫も作れます。

なるべく夜間は冷蔵庫を開放せず、冷蔵室に氷を入れておくなどしてしのぎましょう。

3位　室温を調整できる

実はエアコンは使うことができる範囲の消費電力です。

災害時に熱中症や基礎疾患の悪化を招く可能性がある室温の調整。

電気が使えると、エアコンや扇風機、電気毛布の活用で軽減することが可能です。

番外編　お湯がつくれる　

実は災害時にお湯は貴重で大変助かる存在です。

レトルトの湯せん、カップラーメン、お湯があると食事の質があがります。

しかし水もなければつくれません。ぜひ水の備蓄を多めにしておきましょう。

おまけ　使わない方がいい家電

電力消費量が多い家電は、自立運転モードでまかなうことが難しかったり継続できないことが考えられ、おすすめできません。

濡れた家電も使用しないようにしましょう。

漏電の恐れがあります。

パソコンに関しても、電気供給の安定が見込めない自立運転モードには不向きです。

自立運転モードは太陽光発電の太陽に完全に依存しています。

大切なデータが保存される保証はありません。

太陽光発電システムを停電時でも常時活躍させる方法

停電時も家中のコンセントで電気が使える方法

エラ子の家の太陽光発電では、1カ所の電源のみ対応していた非常時のコンセント。

実は回路には2種類あり、もう一方の回路ではすべてのコンセントが対応できることがわかりました。

エラ子邸のコンセント1か所での供給を可能とするのは「特定負荷タイプ」といいます。

対して、家中の回路をすべて活用できるものが「全負荷タイプ」です。

もちろん「全負荷タイプ」はより高額になるため、余裕があればご検討を。

しかし、これだけでは太陽光で発電している日中のみしか電気が賄えません。

そこでさらに夜間も安心の方法、蓄電池について検討してみます。

蓄電池を活用する

蓄電池とは、発電した電気を貯めておくことができるという夢のようなエコ装置です。

とはいえ、エラ子の契約しているLIXIL建て得では蓄電池を設置するのは違反行為。

10年間は蓄電池は設置できない契約になっています。

蓄電池付きの建て得プラン「建て得でんち」なるものが始まり、ハンカチをかみしめています。

とはいえこれから太陽光発電システムを導入しようと考えている方はまだまだ検討の余地ありなので、蓄電池についても勉強しておきましょう。

当えらい目ブログの太陽光記事も参考にしていただければうれしいです。

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電気自動車を活用する

蓄電池以外に、電気自動車を蓄電池代わりにする方法もあります。

実は電気自動車には蓄電池よりも大きな容量があります。

太陽光発電と相性はいいですが、デメリットももちろんあります。

現状、コスト面を考えると蓄電池に軍配があがります。

電気自動車の需要が増え、利便性が上がり、コストが下がればいいなぁと心待ちにしているエラ子です。

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