【24時間換気システム停止してた話】気づかないとどうなるのか

どうして２４時間換気システム停止に気づいたのか

いつもと変わらない朝。ふとリビングで違和感に気づきました。

二酸化炭素濃度計（CO2モニター）を見ると一桁違うことにきづきました。これをみてピン！

前日に住宅検査がありました。確認すると換気システムのスイッチがOFF

昨日の夕方から一晩、換気システムなしで過ごしていたということになります。

住宅の24時間換気システムが止まるとどうなるのか

住宅の換気システムは24時間稼働しています。

高気密住宅の換気システムが止まるということは、中の空気が入れ替わるすき間が少ないために、空気のよどみが生まれます。

住宅にできるすき間を全部合わせたものを数値にすると、C値になります。

呼吸することで人間は酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出します。

植物はその逆、呼吸することで二酸化炭素を取り込み酸素を吐き出します。

換気システムが止まることで呼吸によって生まれた二酸化炭素が増加、酸素が低下することになります。

これによって影響はあるのでしょうか？

二酸化炭素濃度とは？

二酸化炭素濃度とは、空気中に含まれる二酸化炭素の割合を表した数値です。

単位はppm（100万分計）、または％(百分計)で表記されます。

二酸化炭素濃度基準値　人体への影響はある？

厚生労働省では建築物環境衛生基準が設けられており、二酸化炭素の含有量は1,000ppm（100万分の1000以下）にすることが推奨されています。

二酸化炭素含有率：100万分の1000以下（＝1000 ppm以下）

出典：建築物環境衛生管理基準について

下記は基準値の目安とそれに伴う影響です。

250-350ppm	大気中における通常の濃度
250-1000ppm	換気が十分実施されている屋内の通常濃度
2000-5000ppm	換気が必要な屋内 頭痛・眠気・倦怠感・集中力低下・心拍数の増加・吐き気などの諸症状が現れる
5000ppm以上	作業場所として限界濃度
40000ppm以上	酸素障害の誘発、脳へのダメージによる昏睡、最悪の場合死亡の可能性

この数値を可視化できる二酸化炭素濃度計（CO2センサー）を活用することで、換気のタイミングや換気の異常を確認することができます。

二酸化炭素濃度は大人が二人寝室に寝ているだけで1000ppmを軽く超えると言われています。

二酸化炭素濃度計(CO2モニター） おすすめ２選

商品の説明は画像クリックで見れます

今回換気不足に気づくことができたのは二酸化炭素濃度計（CO２モニター）があったからです。

実際に我が家で使用しているタイプは上記のタイプ。

比較的安価で6000円～8000円で購入可能。

複数個セットで販売されているものもあり、各階で測定するために割安で購入できるのでおすすめです。

我が家の二酸化炭素濃度計はコードレスでも使用できますが、めんどくさいのでコードをつないで利用。

置き場所に電源が必要なのがデメリットです。

今回のことを受けて、二酸化炭素が下にたまる性質を受けて、他の階に増設しようとおもうので購入を検討しているのがこの機種です。

なぜって丸くてかわいいから。

24時間換気システム停止でどうなるか　まとめ

換気と換気システム再稼働。気づくのに15時間ほど経っていた状態。

気づくのが遅ければ遅いほど恐ろしいことになっていたでしょう。