
FF式ストーブってな
高気密高断熱のZEH住宅では
相性が最高らしい



暖房と言えばエアコンと
思ってたけど
そんな暖房機器もあるんやね
教えてほしいです
- FF式ストーブってなに?
- 高気密高断熱住宅を検討している
- 高気密高断熱住宅に今まさに住んでいる
- 家が寒くてリフォームを検討している
- ZEH住宅なのに電気代が高くて困っている



この記事を読むと
エアコンでも床暖でもない
太陽のような温かい暖房器具
FF式ストーブで家中ぽかぽか♪
さらに光熱費の削減も可能に
※我が家では使用していませんが、あまりに素敵なので家づくりをする方やリフォーム予定の方向けに記事にまとめてみました。付けられる方がうらやましいです。
《FF式ストーブとは》高気密住宅でストーブって危ないでしょ?
FF式ストーブのFFは「Forced Draught Balanced Flue」の略で、強制給排気式という意味です。燃焼のための空気を強制的に外気から取り込み、室外に向けて廃棄するストーブのことになります。



本来ストーブは燃焼による
空気汚染が問題になるけど
FF式は空気が汚れる心配がない
高気密住宅でも換気不要の
暖房器具です
↓↓↓ こんなやつです ↓↓↓


FF式ストーブの燃料は灯油で、石油ストーブ式とファンヒーター式の2種類があります。
今回は石油ストーブのFF式をメインにご紹介します。
電気ではなく灯油なのがポイント!太陽光発電をしている住宅や、オール電化では損じゃない?と感じるかもしれませんが、燃料費が高騰し電気代の燃料費調整額の上限撤廃された2023年、注目を浴びている暖房器具です。
FF式ストーブのデメリットは4つ
FF式ストーブのデメリットは下記の4つです。
- 本体代金が高価
- 設置後移動できない
- 壁に穴をあける必要がある
- 給油の手間がある
順番に説明します。
〈デメリット1〉本体代金が高価


初期コストはかかりますが、ランニングコストはエアコンよりもずっと安いです。
後述しますが、2023年ランニングコストのうち燃料費である電気料金と灯油代に大きな差が生まれています。エアコンとFF式ストーブでは、今までよりもさらにランニングコストに差が生まれるでしょう。
本体代金の高さはそれほど大きなデメリットとはいえないかもしれません。
〈デメリット2〉設置後移動できない


設置後移動できないため、設置場所は検討が必要です。とはいえエアコンも設置場所は変更できないことがほとんど。FF式ストーブに限ったことではありません。
設置場所の注意点として下記のようなものがあります。
- 可燃物から離し、高さ60㎝横10㎝後ろ45㎝以上のスペースを確保する
- 野外でゴム製品を使用しない
- タンクに錆や汚れがないか点検する
- 設置完了後は最後点検し必ず試運転する
- 火災予防条例に従って燃料配管を設置する
設置を検討される方は上記を十分に考慮し、また設置をしてくれる取付業者にも確認すると良いでしょう。
〈デメリット3〉壁に穴を空ける必要がある


気密性の高い家に穴を空けることになるため、ためらいがある方もいらっしゃると思います。注意書きとして、「設置の際には必ずプロに依頼し、自分で設置しないこと」が明記されています。
気密性を維持できるよう、設置は専門業者に依頼しましょう。
〈デメリット4〉給油の手間がある


灯油がなくなると給油しなくてはならず、ずっとつなぎっぱなしでいいエアコンの電源と比較するとひと手間もふた手間もあります。灯油がなくなれば買いに行ったり、車で配達してもらったりする手間も必要です。
FF式ストーブのメリットは8つもある
FF式ストーブのメリットは驚きの8つ。
- 室内の空気がきれい
- 換気が不要
- 輻射熱(ふくしゃねつ)でじんわり暖炉のあたたかさ
- 音が静か
- 高い安全性
- 暖房の威力がパワフル
- 光熱費が安価
- ランニングコストが安価
順番に見ていきましょう。
〈メリット1〉室内の空気がきれい


FF式は燃料の燃焼時に発生する二酸化炭素などの有害物質は屋外に排出される仕組みになっています。エアコンのように風でほこりが舞い上がることもなく、カビが発生した状態のファンで室内が汚れる心配もありません。
室内の空気をきれいに保つことができます。
〈メリット2〉換気が不要


本来ストーブやガスを使用すると、空気中に二酸化炭素や毒素性の強い一酸化炭素が発生する危険もあるため、1~2時間ごとに窓を開けるなど定期的な換気が必要です。FF式は室内の空気が燃焼で汚れることがないため換気が不要。
24時間換気システムのみで十分なため、換気によってせっかく暖まった室温が下がることもありません。
〈メリット3〉輻射熱でじんわり暖炉のあたたかさ


輻射熱(ふくしゃねつ)とは、風に左右されることのない電磁波による熱の伝わり方です。外でぽかぽかと太陽に照らされる時が輻射熱にあたります。まさに暖炉のような温かさを冬に感じることができるFF式ストーブは、家の中に太陽がある。そんな存在です。
〈メリット4〉音が静か


エアコンのように風を起こすFF式ファンヒーターはエアコンのように風を起こすため、静音性はFF式ストーブがより優れています。太陽にあたっているときのようなじんわりと暖かい昼下がりをイメージしてください。快適で静かな時間が過ごせることでしょう。
〈メリット5〉高い安全性


FF式ストーブが高価な理由のひとつに、安全性能に多くの部品が必要なことがあります。不完全燃焼防止装置や、ロック機能、機器内部の過熱を防止する機能、稼動時に配管接続を検知するセンサー、室温検知により設定温度に合わせた調整を行う室温サーミスタなど、安全に使い続けられる機能が備え付けられています。
〈メリット6〉暖房の威力がパワフル


FF式ストーブは北海道などの寒冷地で活躍する暖房機器です。北海道や東北など、冬場の日照時間が短いことで太陽光の恩恵を受けにくく、雪による停電も起こりえる地域では、暖房器具は電気に依存しないFF式暖房機が人気です。関西とは比較にならないほど寒い地域でも、満足な暖かさが叶うパワフルさはお墨付きといえます。
〈メリット7〉光熱費が安価


2023年燃料費は高騰し、灯油も例外ではありません。しかし電気代は前年比40%以上の高騰が予測されています。電気代高騰には燃料費調整額の上限撤廃が関係しています。



でも灯油も値上がりしてる
電気代とどっちが得か
よくわからんよね



気になって調べてみました
電気代と灯油の2021年11月からの2022年11月までの1年間で高騰率をみてみましょう。
2021年11月 | 2022年11月 | 高騰率 | |
---|---|---|---|
電気代(月平均) | 13,396円 | 15,279円 | 114% |
灯油代(18L) | 2110円 | 2,169円 | 102% |
2021年11月からの1年間で、高騰率は電気代114%に対し、灯油102%です。灯油の方が値上がり率は低いことがわかります。



ちなみに上記は
上限撤廃前なので
2023年はここからさらに
40%上がるといわれてる



電気代の年間値上がり
150%超?!
灯油に乗り換えたいかも…
〈メリット8〉ランニングコストが安価


ランニングコストは20年間FF式ストーブ使った場合、エアコンの約60%程度と言われています。エアコンよりも長持ちすることや、クリーニングの手間のほか、何より電気代と灯油代のコスト差が大きいです。そして2023年は電気代の高騰によりこの差はさらに大きくなることが予測されます。



電気代の請求がこわい


《FF式ストーブ》高気密住宅だと条件次第で全室暖房も叶う


FF式ストーブには気密性の高さが必須です。逆に気密性能が高ければ、たった1台で全室暖房も可能なパワフルさを兼ね備えています。
全室暖房のためのポイントは2つ
- 暖房を24時間つける
- 家自体の気密性と断熱性が高い
これから住宅を建てる方は、ぜひ高性能住宅でFF式ストーブの選択肢を加えておくといいかもしれません。
《口コミ》FF式ストーブを利用している高気密高断熱住人の口コミがすごい


- 高断熱高気密だからこそ威力がすごい
-
気密が高いからすぐにぽかぽか。
逆に開放式ストーブ(昔の石油ストーブ)は湿度が上がりすぎて結露とカビだらけになる。ガスストーブももちろんダメです。
- 燃料費が安い
-
北海道だけど低コストで家中が温まる。換気なんかしたら凍ってしまうから、換気しなくていいのが最高。間違いない。
- リビング吹き抜けでも温かい
-
暖房能力がエアコンと桁違いで大満足です。おかげで足元まで温かいです。
- 空気がきれい
-
冬の空気が温まったときの重い空気感が苦手でしたが、FF式ストーブは空気が軽いまま室温だけが上がる感じです。まさに暖炉。お日様のようなぽかぽかさです。


《まとめ》FF式ストーブと高気密高断熱住宅の相性は最高


FF式ストーブは空気を汚さず気密性の高い高気密高断熱住宅でも利用可能なことがわかりました。
2023年の歴史的な電気代高騰もあり、今後FF式ストーブはさらに注目を浴びるかもしれません。
- FF式ストーブは高気密高断熱の住宅と相性がよい
- デメリットは4つ!場所決定は慎重に、取り付けは専門業者が◎
- メリットは8つ!とにかく空気がきれいで太陽のような存在にほっこり
- 電気代高騰によりさらに需要が高まる可能性大


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