高気密高断熱住宅が
乾燥しやすいのは
本当です!!
コロナやインフルエンザ
かかりやすくなるやん
睡眠の質も下がるかも…
そこでこの記事では
乾燥する理由と合わせて
対策を5つもお伝えします
読んでほしいのはこんな人!
- 高気密・高断熱の家づくりを検討している
- 高気密・高断熱住宅だけど全然湿度が上がらない
- なんとかして家の湿度を上げたい人
- 家づくりをしながら情報収集をしている勉強家の人
この記事を読むと
乾燥しやすい高気密高断熱住宅でも
冬の感染症に恐れず
冬のあったか快適うるるな家で
過ごすことができるで!
《高気密・高断熱住宅》冬にめちゃ乾燥する理由とは
高気密高断熱住宅では空気が乾燥しやすいというのは事実です。
理由には下記の2つがありあす。
- 冬でもお家があったかいから
- 暖房にエアコンを利用する家が多いから
順番に見ていきましょう。
冬でもお家があったかいから
ニュースや天気予報でも、火事や乾燥注意報などが連日報道され、乾燥しているがゆえの注意が必要な冬。
そんな寒い冬、隙間の少ない高気密高断熱の住宅の中はどうでしょう?
少ないエネルギーで暖房効果がえられ、換気システムによる換気では温度の変化が最小に抑えられているため、外よりもずいぶん温かいです。
暖房なしで過ごした夜
朝の室内(玄関)と外気の差を
測ってみたところ10℃以上
暖かいことがわかりました
換気システムが全熱交換式の場合、寒い冬には室内の温まった空気を冷えた外気と交換(換気)するときに熱を渡し合うことで、外気を温めて室内に入れることもできます。
冬の冷たい空気はそもそも水分を含む力が弱く、乾燥した状態で温かい室内に供給されます。高気密高断熱住宅では室内が温かいため、乾燥して冷えた外気が温かい空気に代わることで、さらに乾燥するため高気密高断熱住宅は乾燥しやすいのです。
暖房にエアコンを使うから
高気密高断熱住宅では空気を汚してしまうと室内にダイレクトに影響を与えます。場合によっては人体に影響を与え、健康を害する可能性もあるのです。そのため、室内では空気が汚れない暖房手段としてエアコンを利用する家が大半です。
エアコンの風で暖められた室内の空気はさらに水分含有量を少なくし、より空気を乾燥させることになります。
中には空気を汚さない床暖房を取り入れる場合もありますが、高気密高断熱住宅では床が底冷えすることはなく、床暖房のない我が家でも快適に過ごせています。
つま先立ちでフローリングを
歩いていた日が懐かしい
乾燥すると何が悪いの?
乾燥による影響は下記のとおりです。
- 室内でウイルス元気にが増殖しやすく風邪をひきやすい
- 喉や鼻にウイルスがひっつきやすいため風邪をひきやすい
- 火が燃焼しやすく火事が大きくなりやすい
- 静電気が起きやすい
- 脱水症状が無自覚に進みやすい
- 肌の潤いが奪われカサカサになる
- 唇が割れて笑った時痛くてひきつる
体に悪いことが多いから
家族の健康のために湿度管理は
必須といえます
適度な湿度って何%くらい?
室内の適正な湿度は「40~60%」です。
湿度は40%を下回るとウイルスが繁殖しやすいため、湿度を40%以上に保つことは冬の感染症対策にも重要です。
参考:福富歯科クリニック 院内感染対策としての冬場の室温と湿度
昔の家の方が乾燥しないのはなぜ?
小さいころ、石油ストーブを使っていたことはありませんか?
エアコンが普及する前、暖房は石油ストーブが主流でした。高気密住宅では空気が汚れるため使えない石油ストーブですが、燃料が燃焼するときに水蒸気を空気中に発生させてくれるのです。また、上にやかんを置いていたご家庭も多いのではないでしょうか。やかんで沸騰したお湯が常に湯気を出してくれるおかげで室内は加湿されていたのです。
高気密高断熱住宅では石油ストーブが推奨されないのは、空気が汚れてしまう(二酸化炭素他が人体に悪影響になる)ほか、高温になりすぎるためです。
でも石油ストーブって
なんか懐かしくて
においも好きやし
高気密住宅でも
使えたらいいのになぁ…
高気密高断熱住宅でも
使えるストーブがあるで!
空気も汚さないから換気不要
むしろ最高の相性で
電気代高騰の今注目されてる
暖房器具のひとつやねん
めっちゃ素敵やん!
《おすすめ》高気密高断熱住宅の乾燥対策5選
高気密高断熱住宅での乾燥のしやすさは「仕方ない」ということが分かりました。
では乾燥した空気を加湿する方法や、乾燥しにくい仕組みにはどんなものがあるのか見ていきましょう。
ものによっては建築の段階から
検討が必要なものも
紹介しています
超音波式以外の加湿器を利用する
加湿器の利用はカビが発生するリスクがありますが、上手に使えばメリットの方が大きいです。
暖かい空気には水分を含みやすい性質があるので、高気密高断熱住宅は加湿がしやすい環境でもあります。
その加湿がしやすい環境で、どんな加湿器がいいのかは下記の記事で紹介しています。
エアコンを加湿できるものにする
加湿機能付きエアコンがあるのはご存じでしょうか?代金のうるるとさららシリーズです。エラ子邸では残念ながら利用していませんが、口コミも調べてみたところ高気密高断熱住宅の救世主になるのではないかとご紹介することにしました。
- 悪い口コミ
加湿が実感できない
うるさらの加湿は加湿ホースの長さが長くなると低下します。2m長くなると12%下がるそうです。カタログに記載されている加湿量は風量が最大の時で、普段か使う風量だともっと下がります。十分に加湿されているのか実感がないです。
- 良い口コミ
旧式より格段に性能アップ!
2019年モデルを購入。※現在2022年モデルが最新
2017年型を持っていますが、加湿性能が向上しています。ほぼお手入れいらずで強力な加湿。菌の繁殖もない無給水加湿サイコウです!加湿のおかげで体感的に室温を下げても快適。旧式と比べて音も静かになって体感1/4くらい静か。悩まされていた問題は解決です。
すでに最新モデルが販売され、さらに性能があがっている加湿機能付きエアコン「うるるとさらら」。省エネ基準も★★★★★と星5を獲得している2023年モデルのMシリーズは無給水加湿が搭載されたうすさらminiの名称で販売されています。
エアコンで加湿することができれば、床に置く加湿器も不要になり、エアコンが湿度調整もしてくれるなんて理想的ですね。
壁に調湿機能を持たせる
壁が湿度を調整してくれる素材に漆喰があります。
漆喰は「呼吸する壁」と呼ばれるほど、室内の湿度が高い時には吸い、低い時には吐くといわれ、湿度をコントロールするのです。漆喰の壁には細かな穴が多数存在し、この多孔質な表面が湿度のコントロールを可能にしています。
年中快適に過ごしつつ、カビやダニの発生も抑えてくれる優れものの漆喰ですが、デメリットもあります。
デメリットはコストが高いこと、施工に時間がかかるため工期が延びる可能性があることです。タイミングと予算が合えば検討してみるといいかもしれません。
自分でDIYも可能
もしした人いたら
教えてほしいです!
室内で洗濯物を干す
純粋な昔ながらの加湿で空気も汚れずノーコスト。気化式の加湿器同様の加湿効果があります。
ポイントは洗濯物を分散させるとなお効果が得られやすいでしょう。
エアコンの前にセッティングできれば加湿した空気を室内に送れる上に、洗濯物も早く乾きます。
高気密高断熱住宅の乾燥のしやすさを、洗濯物の乾きやすさとして日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
換気システムを第一種換気全熱交換型にする
24時間換気システムのうち、「第一種換気システムの全熱交換型」を選択すると、外気を室内の空気と交換するときに湿度と熱をもらって室内に入ってきてくれます。つまり、外気よりも温かく加湿された空気を取り込むことができるのです。
室内は一定の湿度を保ちやすくなるでしょう。
デメリットはコストとメンテナンスが必要なことです。住宅建築時に導入の検討が可能です。
まとめ
- 高気密高断熱住宅の室内が乾燥するのは部屋があたたかいから
- 高気密高断熱住宅の室内が乾燥するのはエアコンを使うから
- 石油ストーブは高気密高断熱住宅ではおすすめできない
- 5つの対策で冬のお家を快適に過ごそう
読者さんが快適な冬を
過ごせますように
もちろん 家族みんな
風邪もひきませんように
お祈りしています!
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